担当者より皆様へ

弊社は昭和61年の設立以来、企業、学会を中心にツアーの団体手配個人手配業務を営んでまいりました。近年ヨーロッパに行くにつけ、日本の皆様のサッカー熱の高まりを強く感じております。

数年前、真冬の寒い時期フランクフルトからの機内で一人の若者が私の隣に座りました。旅行先を訪ねるとミュンヘンに行ってバイエルンの試合を見てきたということでした。冬のミュンヘンは本当に寒く、オリンピックスタジアムでの観戦はガチガチだったと思うのですが、若者の目は輝いておりました。こういう時代になったのかと思うと同時に、1993年、あのドーハの悲劇の翌日に仕事でアメリカに行く機内でスポーツ新聞を見ながら一人涙したことや、97年ジョホールバルの翌日ヨーロッパから帰国して、結果を知りたく成田で新聞を買おうとしてすべて売り切れで、なぜなんだろうと思いながら電車に乗り、勝ったからすべて売リ切れたのだと覚って涙したことを思い出しました。

70年代から80年代、西が丘サッカー場ののどかな雰囲気でJSLを観戦していた頃、韓国のプロ化を聞きワールドカップなど夢のまた夢と思っていた時代からJリーグが百年を構想する時代になりました。日本人の選手が海外に渡り衛星放送でライブの試合観戦ができるのですからサッカーファンとしてはこの上ない時代となりました。それに伴ってヨーロッパサッカーが広く認知され、サッカー観戦についての問い合わせ、リクエストをいただくようになり、本格的な手配業務を開始いたしました。

皆様にはサッカー観戦と同時にサッカースタイルに反映されるとよく言われるその国の文化や民族性を感じていただければ、さらに楽しく、面白い毎日になると思います。そんなツアーを創りたい時、お役に立てたらと思います。

2003/12/01